Appleとアクセンチュアは、iOSのためのビジネスソリューションを通じて、企業が従業員と顧客の関わり方を変革する支援を行うことを目的にパートナーシップを締結したことを発表した。

Appleはこれまで、Cisco、Deloitte、IBM、SAPと提携をすすめている

このパートナーシップは、エンタープライズ向けモバイル分野におけるiOSの影響力、簡便性にセキュリティの面での訴求力と、業界とデジタルトランスフォーメーションのリーディングカンパニーであるアクセンチュアの能力をフルに活用して、企業が新しい収益源を創出し、生産性を上げ、顧客体験を改善し、コストを削減するのをサポートするというものだ。

アクセンチュアは各国の選ばれたアクセンチュア·デジタル·スタジオの中にiOS専門部隊を配置。Appleの専門家もこのチームと同じ場所に拠点を構え、協業する中で、エンタープライズクライアントがiPhoneとiPadを使って顧客との関わり方を変革するために、新しいツールセットやサービスを提供するという。専門家には、ビジュアルおよびエクスペリエンスデザイナー、プログラマー、データアーキテクト、データサイエンティスト、さらにハードウェアおよびソフトウェアのデザイナーが含まれている。

今後、システムインテグレーションに関するアクセンチュアの専門知識とAppleがSAPやCiscoなどと開発したiOSのソリューションを活用し、顧客がバックエンドシステムに接続するためのiOSのインテグレーション支援を行った上で、新しいツール、テンプレート、予めデザインされたコードを特長とするIoTサービス、レガシーアプリケーションとデータからiOS環境への移行サポートなどを提供していく予定だ。