インフキュリオンは8月29日、「2017年版 決済動向調査」の結果を発表した。調査時期は2017年3月、有効回答は全体調査2万人、詳細調査824人。

プリペイドとデビットは2年前の2倍に増加

同調査ではまず、主要ペイメントカードの利用状況を尋ねた。結果は「クレジットカード」が76.4%(前年77.1%)と最も多く、以下、「電子マネー」が45.2%(同44.3%)、「デビットカード」が7.1%(同6.1%)、「プリペイドカード」が7.6%(同5.4%)と続いた。利用状況の推移をみると、「デビットカード」は2年前の1.9倍、プリペイドカード」は2.1倍に拡大した。

主要ペイメントカードの利用状況

利用者の詳細をみると、デビットカードは利用者の66%が男性であることが判明(全体50%)。プリペイドカードは利用者の32%が20歳以下で、60歳以上の利用は12.2%にとどまった。

平均利用単価は、クレジットカードが「4,000~4,500円」、デビットカードが「2,500~3,000円」、プリペイドカードが「1,000~1,500円」、電子マネーが「500~1,000円」。このうちデビットカードは前年の1,500円程度から大幅に増加した。

カード利用者の投資動向を聞くと、23%が直近1年間に「投資した」と回答。投資金額については、世帯年収が中程度以上の人では「100万円以上」が39%を占め、全体平均・高収入の人(各37%)より多いことがわかった。

Fintechサービス主要7カテゴリー(ロボアドバイザー、オンライン家計簿アプリ、仮想通貨、貯金アプリ、簡易投資アプリ、クラウドファンディング、個人送金アプリ)のうち、認知度が最も高いのは「仮想通貨」で37.4%。一方、利用率1位は「オンライン家計簿アプリ」で5.4%だった。