キヤノンは29日、可動式の発光部2灯を備え、マクロ撮影に適した外部ストロボ「マクロツインライト MT-26EX-RT」を発表した。マクロ撮影用の外部ストロボで、可動式の発光部2灯を装備。11月上旬に発売する。価格は129,800円(税別)。

マクロツインライト MT-26EX-RT

EOS 5D Mark IVに装着したところ

2001年12月に発売された「マクロツインライト MT-24EX」の後継モデル。 EFレンズシリーズのマクロレンズに対応したマクロ撮影用の外部ストロボで、可動式の発光部2灯を装備。草花 / 昆虫 / 料理などの被写体を大きく写す際に、自然な陰影や立体感を表現できる。

発光量を示す最大ガイドナンバーは従来の24から26へ向上。両側発光時で約26.0、片側発光時で約19.9となる。E-TTL II / E-TTL自動調光に対応し、2灯の発光量をそれぞれ調整できる「光量比制御」機能を搭載し、左右のライト間の光量比を8:1~1:8まで1/2段ステップ13段階でコントロールできる。マニュアル発光時は、最小で512分の1まで発光量を調整でき、マクロ撮影時に起こりがちな「白とび」も抑えられる。

従来の光通信方式に加え、新たに電波通信方式のワイヤレスマスター機能を装備。電波通信でワイヤレス増灯撮影を行う際は、スレーブ機能を備えた外部ストロボ「スピードライトEX」シリーズを、最大5グループ / 最大15台まで制御できる。

また、新機能として「クイック発光」機能を搭載。フル充電になる前の状態での発光が可能になった。充電時間も約0.1~5.5秒と短縮され、シャッター速度1/8,000秒でのストロボ撮影もサポートする。

発光部は、使用するレンズや被写体との距離に応じて位置や角度を細かく調整可能。発光部の可動角は、垂直方向が上方45度 / 下方45度(ともに22.5度間隔)、水平方向が内側60度 / 外側30度(ともに15度間隔)、取り付けリング上の回転が、上方50度 / 下方30度(ともに5度間隔)。照射角は上下約65度、左右約65度。

電源には単3形乾電池×4本を使用。発光可能回数は約100~700回。本体サイズは制御部がW69.5×D90×H112.5mm、発光部+取り付けリングがW232.2×D49.1×H91.1mm、重量は約570g。