アイドルグループ・TOKIOの松岡昌宏が、9月25日に放送されるTBS系『ドラマ特別企画 名奉行!遠山の金四郎』(20:000~22:54)で、主人公の遠山金四郎を演じることが明らかになった。27日に東映京都撮影所でお白洲でのお裁きシーンの撮影が行われ、"松岡 金四郎"の桜吹雪の刺青をお披露目された。

『ドラマ特別企画 名奉行!遠山の金四郎』ロゴ

金さんのシンボルといえる桜吹雪の刺青を描くには、その面積により2時間から4時間かかる。右肩と腕の刺青だけを見せるお白洲シーンでは2時間を要し、金四郎が入浴するシーンでは、背中にも一面の桜吹雪を描くため4時間もかかったという。松岡は「撮影のため桜吹雪を背負ったとき、うれしくて久しぶりに写メを撮りました。桜吹雪を背負うとその重さが感じられて、そんな思いがお白洲での裁きのセリフにつながるのだと思います」と振り返り、「この場面を番組の最大の山場だと考えて収録してきたので、撮影を終えてすがすがしい気持ちです」と語った。

また、今回の抜てきに「誰もが知っている遠山金四郎役を僕が演じるとは夢にも思っていなかったので、ウソだろうというのが話を聞いての第一印象」と告白。「僕の時代劇デビューは、松方弘樹さん主演の『大忠臣蔵』(TBS、1994年)です。16歳の時でした。その松方さんが演じた遠山金四郎を演じられることは何かご縁を感じます」と打ち明け、「僕は時代劇の大ファンでたくさんの先輩方の金さんも見ているので、金さん像が頭に入っています。それを引き継ぎながらどうやって自分らしさを出そうかというのがこの作品の工夫のしどころです」と話した。

共演には稲森いずみ、加藤雅也、中原丈雄、神山智洋、渡辺麻友、平田満、原田美枝子、北大路欣也らが顔をそろえる。松岡は「今回は北大路欣也さんとの久しぶりの時代劇の共演で、現場にいい緊張感がありうれしく思いました。所作などご指導いただき、勉強させていただいています」と明かし、「稲森いずみさんとは時代劇では初共演です。現代劇では共演が多いので、二人の空気感はすぐにつかめて、いい金さんとおせん(稲森演じる常磐津の師匠)の関係になれたと思います」と手ごたえを感じているようだ。

さらに、「地上波での時代劇放送は少なくなっている昨今、3時間のドラマを放送できるのは大きなチャンスです。こんなに面白い作品があるぞと皆さんにお知らせして、金さんを知らない若い世代にもご覧いただきたいですし、時代劇ファンの方々には懐かしくご覧いただきたいと思います」と呼びかけている。

なお、同局のドラマに金四郎が登場するのは1994年7月25日以来(この時は里見が出演)23年ぶり。また、時代劇の放送は、2015年6月29日の『水戸黄門スペシャル』以来となる。同局では遠山金四郎を主人公にした『江戸を斬る』シリーズを7回放送し、西郷輝彦が5回、里見浩太朗が2回、金四郎を演じた。

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