マクロミルは8月29日、ペットが病気になった時や飼育している家族がいなくなってしまった時など、ペットの「もしも」の時の備えに関する調査結果を発表した。調査期間は2017年8月3~4日、調査対象は犬・猫の飼い主(20~69歳)、有効回答は犬の飼い主500人、猫の飼い主500人。

ペット貯金・保険料、猫より犬の方が高額

飼い犬・飼い猫のための万が一の備えとして、現在行っていることを聞くと、「かかりつけ動物病院をつくる」が圧倒的に多く82.4%。次いで「貯金」が28.7%、「迷子札の装着」が24.4%、「ペット保険への加入」が21.8%となった。

飼い犬・飼い猫のための、万が一の備え

「貯金」「ペット保険への加入」について、犬と猫の飼い主別に実施状況を比べたところ、貯金をしている割合は、犬26.4%、猫28.4%とほぼ同率。一方、ペット保険へ加入している割合は、犬28.4%、猫11.4%と犬は猫の2倍強に上った。

ペット貯金の平均額をみると、飼い犬は29万5,102円、飼い猫は16万2,164円と、犬の方が約13万円多かった。飼い主の年代別では、犬・猫ともに40代が最も多く貯金をしていた。

ペット貯金 平均金額

ペット保険料の月額平均は、飼い犬が3,169円、飼い猫が2,747円と、こちらも犬の方が約400円高かった。飼い主の年代別では、犬の場合は30代と60代が、猫の場合は20代が多くお金をかけていた。

飼い主自身のトラブルに対する備えを質問すると、30.8%が「備えをしていない」と回答。実施している備えとしては、「面倒を親族に相談」が27.7%、「貯金」が25.2%と続き、「遺言書」「ペット信託」などは3%未満にとどまった。