GMOメディアが運営する、10代女性向けの調査機関「プリキャンティーンズラボ」は、10代女性を対象にテレビやオンライン動画の視聴に関する調査を行い、その結果を発表した。なお総務省が2017年7月に発表した「平成28年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、2016年の平日1日あたりのテレビ利用時間は全世代平均で168.0分、10代は89.0分となっている。

調査はインターネット経由で行われ、調査期間は2017年8月11日から8月18日。有効回答数は1,053人。回答者の属性は、中学生が53.9%、高校生が38.5%、小学生が4.1%、大学生・専門学校生が3.5%。年齢層は13歳から15歳が多く、5割を超えた。なお、アンケート結果の数字は四捨五入で端数処理を行っている。

アンケート参加者の年齢

テレビとオンライン動画の視聴頻度を尋ねたところ、「ほとんど毎日」と答えた人が、テレビでもオンライン動画でも最も多かった。「ほとんど毎日」見る人は、テレビで83.5%、オンライン動画で67.7%と、テレビのほうがオンライン動画よりも視聴頻度が高い結果となった。

オンライン動画とテレビ番組を週にどのくらいの頻度で視聴するか

1日の平均的な視聴時間は、「1時間から2時間未満」と回答した人がテレビとオンライン動画ともに最多で、テレビは28.7%、オンライン動画は28.7%だった。次に「2時間から3時間未満」がテレビで24.7%、オンライン動画で20.1%と続く。「若者のテレビ離れ」が叫ばれる中、1日に3時間以上視聴すると答えた人はテレビで30.4%みられた。

オンライン動画とテレビ番組の平均的な視聴時間