ニコンは8月25日、米国航空宇宙局(NASA)からデジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を53台受注、納入したと発表した。今後、宇宙飛行士が地上で行う訓練や、国際宇宙ステーション(ISS)内外での撮影機材として活用される予定だ。
ニコンとNASAの歴史は、1971年にまでさかのぼる。アポロ15号にて、NASA仕様に改良された一眼レフカメラ「ニコンフォトミック FTN」と「NIKKOR」レンズが宇宙デビューを果たした。2009年には、デジタル一眼カメラ「ニコン D3S」を市販の状態でNASAに11台納入。今回も製品には改良を加えず、市販のニコン D5を納入する。ニコンは今後も、過酷な環境に耐えうる製品開発を通じて、宇宙の観測や研究に貢献していくという。
またYouTubeにて、宇宙からニコンのカメラで地球を撮影したタイムラプス映像を公開している。