ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。
■5位:Mステの女神・弘中綾香アナが夜の居酒屋で放言連発。「私はかわいい」
今週、一番笑ってしまったのはこのニュース。『FLASH』がテレビ朝日・弘中綾香アナ(26)の恥ずかしい奔放トークを報じた。
お盆の最終日深夜2時すぎ、六本木の居酒屋に弘中アナと、テレ朝関係者と思われる若手男性3人がいた。弘中アナは、「男の家について行く時点でダメじゃん。そんな子、99.9%ビッチだよ」「3回目のデートが大事なの。3回デートして『好き』って言われないと私はダメ」「(性)行為のビフォーとアフターは大切。男は献身性を見せないと」「女の子の気持ちを理解するために、男性こそ『an・an』を熟読すべき!」と、合コンやキャバクラのようなぶっちゃけトークを連発。さらに会話の流れで、「私みたいなのは一般的に見てかわいいから!」と言い、3人の男性を爆笑させたという。
まさに男からチヤホヤされるお嬢さまキャラなのだが、同誌はそれだけで良しとしない。女性社員による「気分屋」「疲れているとあからさまに不機嫌な態度」という不穏な告発も掲載した。さらに、2年後輩の田中萌アナ(26)とは、正反対のキャラクターで「容姿が似ている」と言われることから、目も合わせない関係と書かれてしまった。その田中アナは昨年12月に局内不倫騒動があっただけに、顔のタイプが似ている弘中アナは「あなたは大丈夫?」などと、とばっちりを受けたのかも……。
それでも弘中アナは、慶応大卒業後わずか半年で『ミュージックステーション』のサブMCに抜てきされた期待の星。今ごろ上司から「飲みたいなら店をきちんと選べ」と言われているのではないか。
■4位:逮捕から1年10か月、高部あいが超エリート弁護士と同棲生活!
「この子は絶対にまた何かをやる」、そんな記者のカンを感じられるニュースだった。『FRIDAY』が2015年10月にコカイン所持の麻薬取締法違反容疑で逮捕された高部あい(29)の近況を報じた。
7月の夜、都内の高級マンションから高部とある男性が姿を現した。二人は手をつなぎ、笑みを交わしながら知人宅へ向かったという。気になる高部の相手は、100人以上の弁護士を抱える大手法律事務所の代表。昨年春に友人の紹介で知り合い、「男性が今後の人生について悩んでいた高部の相談に乗り、昨夏ごろから交際がスタートした」という。
しかもすでに同棲中。8月下旬、記者の直撃を受けた高部は、笑顔で交際を認めた。現在は「多忙な彼を支えるべく、手料理を振る舞っている」とか。所属事務所から契約解除されただけに芸能界復帰は難しいが、第2の人生として幸せな日々を送っているように見える。
さすが「全日本国民的美少女コンテスト」出身の元女優。やっぱり「美人は得だ」と思わざるを得ない。
■3位:浅野忠信が18歳年下モデルと渋谷デート。同年代の娘は不愉快?
「また若い子か」と言いたくもなるが、何だか憎めないのもこの人の持ち味。『FLASH』が浅野忠信(43)のデート姿を報じた。
8月9日の21時30分すぎ、同誌は渋谷のコーヒーチェーン店で、浅野と美女の姿を目撃。「まったく一目を気にせず、堂々と手をつないで入店した」というから、さすがである。相手女性はモデルの中田クルミ(25)。DJとしても活動している浅野は、音楽を通じて中田と知り合い交際に発展したという。すでに交際期間は3年で、交際は完全にオープンだけに、電撃結婚があってもおかしくない。
しかし、忘れてはいけないのは浅野の恋愛遍歴。1995年にChara(49)と結婚し、一男一女をもうけるなど、おしどり夫婦として知られていたが、2009年に離婚。理由は14歳年下モデルとの不倫旅行と言われている。その後も、仲里依紗(27)や20歳年下モデルとの熱愛が報じられるなど、浅野は何度となく「極端な年下好き」と報じられてきた。前妻は6歳年上だけに、その反動で年下好きになったのだろうか。
しかし、浅野の長女SUMIRE(22)は、そんな父親の姿を不愉快に思っているという。SUMIREは現在モデルとして活動しているだけに、同年代で同じ業界の女性たちに恋している父親を見たら、そう思ってしまうのも仕方がない。
■2位:前WBSキャスターが衝撃のセクハラ降板。20代の女性ADにキス
前『ワールドビジネスサテライト(WBS)』のキャスターで、『ゆうがたサテライト』のキャスターを務める進藤隆富氏(41)の番組降板が明らかになった。
進藤氏は2010年から『WBS』キャスターを3年半務めたあと、ニューヨーク支局に勤務したテレビ東京きってのエース社員。昨年11月から新番組を任されたばかりだったこともあり、衝撃は大きい。
『週刊文春』は降板理由を進藤氏のセクハラと断定。7月28日、番組スタッフと飲み会をしていた進藤氏は、「二次会に移動する際、20歳代の女性ADを別の店に連れ出し、二人きりになるとキスを迫るなどをした」という。制作会社から派遣されていた女性ADが被害を訴えたことで、事態を重くみたテレビ東京は進藤氏に2週間の自宅謹慎を厳命。同誌がテレビ東京広報に問い合わせると、「社内規程の違反があったため、厳正に処分いたしました」と回答した。しかし、「女性ADはテレビ東京に姿を見せていない」ようで心の傷が心配される。
そもそも、「8月7日に夏休みから復帰したばかりのキャスターが、翌日に別のアナウンサーに突然変わった」のだから、視聴者も不審に思って当然。隠してもバレるのは時間の問題だったのだ。進藤氏は『報道ステーション』の富川悠太アナとは高校の同級生だが、ライバルは二度と追いつけない距離にまで遠ざかってしまった。
■1位:大倉忠義と吉高由里子が撮影現場近くで寿司デート。破局説を一蹴?
何度となく破局説が流れていた大倉忠義(32)と吉高由里子(29)が交際続行していた。『女性セブン』は、都内の高級すし店で食事を楽しむ現場を目撃。恵比寿で映画の撮影をしていた吉高は、ロケが終わった22時30分ごろ、近くのすし店へ移動。コースは1人2万円という高級店だ。
店にはすでに大倉の姿があった。ロケ現場の近くで堂々とディナーを楽しむところに、順調な交際だけでなく、二人の余裕を感じてしまう。振り返ると、最初の熱愛報道は昨年7月、大倉の自宅マンションに吉高が通う姿が報じられ、10月にもバリ島2泊4日旅行が写真つきで掲載されていた。
その後、吉高はドラマ『東京タラレバ娘』の主演を務め、大倉も全国ツアーや大阪での仕事もあるなど、お互いに多忙の日々。目撃談がなくなったため、「破局した」という説が強くなっていたが、むしろ距離は縮まっているのかもしれない。
かつて吉高は、玉木宏(37)やflumpool・尼川元気(32)、RADWIMPS・野田洋次郎(32)との熱愛報道があった恋多き女性。榮倉奈々(29)や堀北真希(28)など同年代の朝ドラ出身女優が結婚する中、来年30代に突入する吉高はどんな道を歩むのか。ただ、相手はジャニーズだけに一筋縄ではいかない。
□おまけの1本「芸能人が住む高級マンションは何がどう違うのか?」
最後に、ちょっと異質なニュースをひとつ。『週刊現代』が「有名芸能人が住むマンションは何がどう違うのか」という"特大号 特別企画"を組んだ。「どんなに豪華なのか」「セキュリティーはどうなのか」など興味は尽きない。
まず先日、不倫騒動があったばかりの宮迫博之(47)は、巨人・阿部慎之助選手(38)と同じマンションで、長澤まさみ(30)も住んでいるという噂も。家賃は広さに応じて50~120万円らしい。
かつて有名人は豪邸に住んでいたが、「最近はマスコミやストーカーを避けるためにマンションを選ぶ人が多い」という。確かに、「トラブルがあったらすぐ引っ越せる」という身軽さに加え、事務所名義で借りれば名前を隠すこともできるなどメリットは多い。
同誌が芸能人の住む高級マンションの特徴として挙げたのは、「駅から遠い(人気が少ない)」「大使館が近い(治安がいい)」「低層マンション(住人が少ない)」「高級住宅街の静かな路地に面している(徒歩移動の人や大衆車がいない)」「商業施設に隣接(利便性が高く芸能人が多い)」「セキュリティが凄い(マスコミ対策)」の6つ。ちなみに、「地下駐車場があるのは当然」という。
家賃100万円以上の部屋が多く、なかには「1年間前払いしなければ入居できない」という物件も。やはり大物芸能人たちのプライベートとは縁がなさそうだ。
■著者プロフィール
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。