総務省は8月25日、2017年7月の全国の消費者物価指数(CPI、2015年=100)を発表した。
それによると、値動きの大きな生鮮食品を除く総合指数は、前年同月比0.5%上昇の100.1と7カ月連続でプラスに。電気代(前年同月比+6.1%)や灯油(同21.2%)、ガソリン(同+6.3%)などエネルギー関連の上昇が大きかった。
総合指数は前年同月比0.4%上昇の100.1。イカ(同+17.3%)の高騰やビール(同7.9%)の値上げが寄与した半面、たまねぎ(同-25.1%)をはじめとする生鮮野菜や、携帯電話機(同-8.6%)は下落した。生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は同0.1%上昇の100.6だった。
同省は併せて、2017年8月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数も発表している。生鮮食品を除く総合指数は100.1で、前年同月比0.4%上昇。生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は前年同月と同水準の100.6となり、前月比はいずれも0.2%の上昇となった。
エネルギー関連に加え魚介や果物などが上昇。半面、大手通信会社の格安利用料導入に伴い通信関連が下落。生鮮食品を含む総合は100.1と0.5%の上昇となった。