エン・ジャパンは8月24日、「エン転職」上で実施した女性活躍推進に関する調査結果を発表した。調査期間は7月3日~31日、有効回答は9,241人。
59%が女性の活躍を実感
これまで働いてきた会社で、「女性が活躍している」と感じたことはあるか尋ねたところ、59%が「はい」(男性59%、女性58%)と回答し、半数以上が女性活躍推進の成果を実感していることがわかった。
また「女性が活躍している」と感じた理由は「女性の管理職や役員がいる」(54%)、「男女共に同じ仕事を任されている」(34%)、「長く働いている女性社員の数が多い」「評価基準が男女平等」(ともに18%)だった。
これまで働いてきた会社で、女性の活躍に向けた取り組みが「行われていた」と回答した人は全体の44%。具体的には、1位「産休・育休制度」(77%)、2位「時短勤務や在宅勤務などの柔軟性のある働き方」(48%)、3位「女性の管理職登用を増やす取り組み」(30%)となった。
一方、「女性の活躍に向けた取り組みが行われていない(どちらとも言えない、含む)」と答えた人は56%だった。理由としては、「長時間労働が前提の働き方になっている」(34%)が最も多く、次いで「時短勤務や在宅勤務など柔軟性のある働き方ができない」(31%)、「ロールモデルがいないためイメージがわかない」(23%)と続いた。
回答者からは「育休後に復帰しても、時短勤務となると希望外の部署に回される」(29歳女性)、「事務系の職種は定時に帰れるが、そうでない職種は深夜までの残業、休日出勤がある。女性を事務系以外の職種で採用しないように、配置しないように、経営陣が徹底して管理していた」(31歳男性)などの声が寄せられた。
管理職になることに興味が「ある」と答えた割合は、男性58%、女性36%。なお、女性は「どちらとも言えない」(26%)との回答も多かった。