DECENCIAはこのほど、「夏の生活習慣調査」の結果を明らかにした。同調査は8月3日~4日、20代~50代の女性543名を対象にインターネットで実施したもの。
夏に寝苦しいと感じたり、暑くて目を覚ましたりした経験はあるか尋ねたところ、81%が「ある」と回答した。「ある」と回答した人に、夏は睡眠不足になると感じるか聞くと、79%が「感じる」と答えており、8割近くが夏は睡眠時間が短くなり、睡眠不足に陥りやすいと感じていることがわかった。
夏の時季、日中はエアコンのついている室内にいることが多いか尋ねると、72%が「多い」と答えた。そのうち77%は「夏の時季、エアコンで体の冷えを感じることがある」と答えている。
同社によると、睡眠不足になると角層細胞同士を接着させる「コルネオデスモゾーム」という因子を分解できず、角層細胞間にセラミドなどの脂質が充満することができないという。その結果、バリア機能が低い角層「コンパクト角層」となり、肌の不調を実感する人が多いとのこと。
また、冷えによって皮膚温が低下すると、顆粒層にある細胞同士をつなぎ合わせる「タイトジャンクション」が正常に働かなくなるという。健やかな角層を生み出すことができずバリア機能が低下するとのこと。
睡眠不足・冷えによる肌荒れを改善するには、ライフスタイル面から睡眠不足と冷えを回避するのがよいという。食べ物は、ねぎやしょうが、にんじんなどの体を温める働きのある冬野菜と、身体を冷やす夏野菜をバランスよく摂取するのがよいとしている。
また、就寝前のぬるめのお風呂での足湯も推奨。末梢血管が拡張し、手足の表面からの熱放散が増えるため、体の内部の温度が低下しやすくなり、寝つきがよくなるとのこと。