パナソニックは8月24日、運転中の空気清浄が可能なインバータールームエアコン「Eolia (エオリア)」の「WXシリーズ」と「Xシリーズ」の新モデルを発表した。価格はオープンで、推定市場価格はWXシリーズが税別320,000~420,000円。Xシリーズが税別260,000円~410,000円。10月下旬より順次発売する。
WXシリーズは幅899mmのワイドシャーシを採用するプレミアムモデルで、Xシリーズは幅799mmの高性能モデル。今回、WXシリーズの全機種とXシリーズの5.6kW以上のモデルに、「スクロールコンプレッサー」を新搭載した。新型の熱交換器を採用し、風速分布の改善も図ったことで高い省エネ性能を実現。これにより、平成28年度省エネ大賞最高賞を受賞している。
室内の空気を浄化する静電式の「アクティブ クリーン フィルター」を新たに搭載し、空気清浄機 (20畳相当)と同程度の空気清浄能力を実現。本体に従来の空気清浄フィルターの67枚分となる面積のフィルターを蛇腹状にして格納しており、冷暖房の状況に合わせて可動する。ホコリセンサーと連動して空気の汚れを検知、なおかつ室内の冷暖房が一段落した安定運転時のみ空気を清浄し、清潔性と快適性を両立する。
また、エアコン内部の清潔性を保つため、ホコリレスコーティングを採用。これは、熱交換器の切断面にホコリが挟まりにくいナノシリカ凹凸表面構造と、油煙の付着を防いで結露水を流れやすくする親水撥油コート剤によるコーティングだ。前年モデル同様、ナノイーXにも対応しており、送り出す風だけでなく、エアコン内部の清潔さを保つのにもナノイーXを活用する。
さらに、無線LANに標準対応。別途アダプタを導入することなく、外出先からのスマートフォン連携などが可能になっている。スマートフォン用の専用アプリ「Eolia App」も新しくなり、屋外から冷暖房の運転予約を入れられるほか、ホコリセンサーの検知結果をグラフで見える化できる。
このほか、気流コントロールに、2種類の温度の風を室内の任意の場所に運ぶ「ダブル温度1/f ゆらぎ気流」を搭載。よりきめ細やかで快適な気流制御を実現している。
WXシリーズはすべて200V対応で、対応能力は2.0kW、5.6kW、6.3kW、7.1kW、8.0kW、9.0kW。
Xシリーズは100V対応が2.2kW、2.5kW、2.8kW、3.6kW、4.0kW。200V対応が4.0kW、5.6kW、6.3kW、7.1kW、8.0kW、9.0kWとなる。