博報堂新しい大人文化研究所は8月22日、同社が「新しい大人世代」と呼ぶ40~60代の男女を対象に実施した、意識調査の結果を発表した。調査期間は3月17日~19日。
まず、「"シニア"と呼ばれて自分のことだと感じるかどうか」を聞いた。その結果、50代の男女で「感じる」と回答した人の割合は12.6%となり、2012年(19.7%)、2015年(13.1%)と比べてみると、年々減少傾向にあることがわかった。
60代では、2012年では半数を超える(56.1%)人が「シニアと呼ばれて自分のことだと感じる」と思っていたが、2015年には46.2%、2017年には41.3%と半数を割り、この5年間で15%も減少した。
また、「"シニア"と呼ばれてみたい」という人の割合を調べた結果、50代ではわずか3.5%、60代でも11.9%だった。
次に、「自分達は新しい商品やサービスを率先して消費してきた年代であると思うか」という質問を実施した。その結果、「(やや)そう思う」と回答した人の割合は64.8%にのぼり、年代別にみると、40代(61.0%)よりも、50代(68.7%)や60代(64.8%)の方が高い結果となった。
また、「自分達はいつも新しい生き方やライフスタイルを作ってきた年代である」と考えている人は56.2%。年代別にみると、こちらも、40代(48.4%)よりも、50代(60.6%)や60代(59.7%)の方が高い傾向となった。