東京都港区にこのほど、クラウド上での遠隔診療を軸とした新しいタイプのクリニック「赤坂クラウドクリニック」がオープンした。

赤坂クラウドクリニック ウェブサイトより

同院によると、住まいの地域に受診したい診療科がない人や、忙しく継続的な通院が困難な人が多く見られるという。通院できたとしても、診察のために長時間待つことも少なくないとのこと。

また、EDやAGAの治療においては、医師の診察を介さずに個人で薬を購入・輸入するケースが増え、それに伴った健康被害も増えているという。クラウド技術を用いて遠隔にいる患者に対し、医師がしっかり寄り添うことで安心・安全な治療環境を提供していくこと、遠隔診療と直接の対面診療を組み合わせたストレスのない継続的な治療を促進するために、同院を開設した。

患者はパソコンやスマートフォンから、ビデオ通話を通して遠隔受診することが可能だという。診療時間は20時~22時なので、日中は忙しいビジネスパーソンも仕事が終わった後に診療を受けられる。完全予約制のため、待ち時間も不要。土日祝日も診療を行うという。遠隔診療後は、医師が患者の症状に応じて薬を処方し、自宅に発送する。かかりつけの薬局での購入を希望する人のために、処方せんのみの発送にも対応する。

なお、病気や症状により遠隔診療で対応できないケースもあり、医師が対面医療が必要と判断するケースもあるとのこと。診療科目は、総合診療科、内科、心療内科、精神科、美容内科、美容皮膚科。