女優の井上真央が、10月スタートのカンテレ・フジテレビ系ドラマ『明日の約束』(毎週火曜21:00~)で主演を務めることが24日、明らかになった。井上が連続ドラマに主演するのは、2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』以来2年ぶり、民放連ドラは日本テレビ系『トッカン 特別国税徴収官』以来5年ぶりとなる。
井上が演じるのは、高校のスクールカウンセラー・藍沢日向(あいざわひなた)役。"毒親"とも言える過干渉な母との関係に悩んで育った経験から、学校や家庭の問題に悩む生徒の心のケアに生活をささげているが、ある日、気にかけていた不登校の男子生徒から「日向先生のことが好きです…」と告白された翌日、彼が不可解な死を遂げてしまう。
日向が、持ち前の前向きな性格を武器に、その真相に迫っていく中で、あらゆる問題に向き合っていく姿を、古家和尚氏のオリジナル脚本、共同テレビの土方政人氏・小林義則氏の演出で描いていく。
井上は「親子の関係をじっくりと描けるような作品をやってみたいと思っていたので、お話を聞いた時はうれしい気持ちと同時に、繊細で難しいテーマを扱うことへの責任を感じました」とコメント。「時代を象徴させるような学校の問題と、親子関係という普遍的なテーマを元に、同じような悩みを抱える方たちにそっと寄り添えるような作品にしていきたいです」と意気込む。
カンテレの河西秀幸プロデューサーは「単なる"犯人探し"ではありません。視聴者にもいろいろな問いかけをしていきます。今回のストーリーは実は、もしかしたら誰にでも明日、起きるかもしれない身近なものだからです」と説明。複雑な事情を抱える主人公は「数々の作品で人の繊細な心情を巧みに演じてこられた井上さんならば、たくさんの視聴者に共感していただける」とオファーしたことを明かし、「毎週、先が気になるストーリー展開を約束します」と自信を見せている。