健美家は8月23日、「東武東上線沿線駅別アパート投資利回りの平均」の調査結果を発表した。調査の対象となったのは、2016年8月から2017年7月までに不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」に登録された新規物件。
利回り1位は「高坂駅」
東武東上線沿線で物件登録のあった32駅を利回りの高い順にランキングした結果、最も利回りが高いのは「高坂駅」で12.95%。2年連続の1位となったものの、前年より1.53ポイント低下した。2位には前年に続いて「東松山駅」が11.41%でランクインした。高坂駅や東松山駅は、池袋まで急行で約1時間かかり、同社は「通勤を考えると近い距離とは言えず、高利回りの要因になっている」と推測している。
以下、3位「男衾駅」11.30%、4位「北坂戸駅」10.91%、5位「坂戸駅」10.58%と続いた。ランキング内で最も都心から離れているのは3位の「男衾駅」(昨年ランク外)。同駅は埼玉県の郡部に位置し、池袋までの所要時間は1時間から1時間半かかる。一方、郡部で最も利回りが低いのは16位の「武蔵嵐山駅」で、前年比1.70ポイント低下の8.14%となった。
埼玉県内で最も利回りが低いのは30位の「和光市駅」で6.34%、次は27位の「川越駅」で7.05%だった。和光市駅は東京都に隣接する和光市に位置し、都心へ近いことから利回りは都内並みに。川越駅は周辺の開発が進み、商業施設も充実しているほか、都心まで40分程度という点も注目されているという。