JALグループは8月22日、国際線および国内線の2017年度路線便数計画の一部変更を発表した。国際線は特にハワイ路線の商品サービスの強化をし、10月からはJALのホノルルおよびコナ線は全便(4路線7便)が「JAL SKY SUITE」機材での運航となる。

「JAL SKY SUITE」機材 新規投入路線一覧

ハワイ路線に関してはさらに、2016年同様、年末年始(12月28日~30日、2018年1月2日~4日)に成田=ホノルル線(JL786/785便)に「JAL SKY SUITE」仕様の777-300ERを投入。ファーストクラスサービスを新たに設定し、ハワイ路線の商品・サービスを強化する。

また、「JAL SKY SUITE」仕様機材の展開を拡大し、777-200ERを新たに成田=シンガポール線と羽田=上海(浦東)線へ、767-300ERを新たに成田=グアム線へ展開。2017年12月以降、JALのシンガポール線は全便(2路線3便)が「JAL SKY SUITE」仕様となる。

国際線はほかに、10月29日より東京(羽田)=ロンドン線の増便、成田=バンコク線を期間増便し、旺盛な需要に対応する。

国際線のその他の機材変更

国内線は、羽田=那覇線の年末年始期間などの旺盛な需要に対応し、一部期間の増便を実施。さらに、「JAL SKY NEXT」サービスによる商品・サービスの品質強化を引き続き行う。特に沖縄発着路線では737-800の投入をさらに進め拡大し、伊丹発着路線を中心に、2016年度から順次投入しているエンブラエル190での運航路線・便数を増加させる。

国内線の増便

国内線の減便

鹿児島県内離島路線には新機材ATR42-600の投入を拡大し、沖縄県内離島路線では、ボンバルディアDHC-8-400CCの展開を拡大。これにより、機内の快適性が向上し、観光需要の創出による地域創生をはじめ、地域の人々の離島間の移動がより便利なものになる。また、ボンバルディアDHC-8-400CCは貨物スペースが大きいため、これらの地域の特産物や島民の必要物資などの輸送力強化につなげるという。

国内線のその他の機材変更