宇宙飛行士でない我々は、まだ宇宙へ行くことは難しい。だが、宇宙にメッセージは送れるらしい。KDDIとHAKUTOは、人類初の民間による月面探査を目指すプロジェクト「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」の一環として、公式サイトやSNSでメッセージを募集し、そのデータを月面まで届ける「1億人のムーンチャレンジ」キャンペーンの実施を開始した。月面探査ローバー「SORATO」に、応募されたメッセージや画像データを搭載し、月面まで送り届ける。

「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」のHP

画像やメッセージの募集期間は9月15日の23時59分まで。応募は誰でもできるが、未成年は保護者の同意が必要。応募方法は、公式Webサイトから応募フォームを記入するか、Twitterで応募用のハッシュタグ「#1億人のムーンチャレンジ」をつけ、公式アカウントにて指定されたツイートを引用し、コメントを付けてリツイートする。そのほか、公式Facebookアカウントの特定の記事に対して、画像を添付したコメントを投稿することでも応募可能だ。

au×HAKUTO MOON CHALLENGEとは

auとHAKUTOは提携を結び、「Google Lunar XPRIZE」に挑戦している。Google Lunar XPRIZEは、民間組織による月面無人探査を競う国際賞金レース。運営をXPRIZE財団、スポンサーをGoogleが務めており、1位のチームには賞金2,000万ドルが贈呈される。ミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。現在レースは最終フェーズに突入しており、残っているのはSpaceIL(イスラエル)、Moon Express(アメリカ)、Synergy Moon(インターナショナル)、TeamIndus(インド)、HAKUTO(日本)の5チーム。