日本を代表する景勝地・嵐山。多くの観光スポットや社寺が点在し、四季折々の美しい自然を楽しめる場所だ。でも、目だけではなく、口も満足させたい! そんなわけで、のんびりと景色を見ながら味わえる、この土地ならではの「食べ歩きスイーツ・グルメ」を紹介しよう。
塩味が甘さを引き立てる!
嵐山へのアクセス方法はいくつかあるが、今回はバスと電車で向かう。京都駅前バス停から市バスで「四条大宮」へ。そこから嵐電嵐山本線に乗って約22分で「嵐電嵐山駅」に到着だ。嵐電嵐山駅は飲食店などが集まる「はんなり・ほっこりスクエア」と直結しており、ぶらぶら見て回るのも楽しい。
嵐電嵐山駅の向かいにあるのが、京都の洋菓子店「マールブランシュ」の嵐山店。様々な人気商品を取りそろえているが、嵐山店限定のテイクアウトスイーツ・お抹茶アイスエクレア「茶茶棒」はぜひ食べておきたいところ。抹茶ソフトをクッキーエクレアで包んだもので、サクサクとした食感と冷たいソフトクリームの組み合わせがGood! 塩の風味が甘さを際立たせている。
●information
マールブランシュ嵐山店
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町40-8
嵐電嵐山駅から少し南に進んだところにあるのが、「嵐山おぶう」。抹茶にこだわったスイーツと宇治茶を販売している。人気メニューのひとつが「抹茶だいふく」(250円)だ。クリーム仕立ての抹茶餡を宇治抹茶を練り込んだ餅で包んでいる。なめらかな抹茶の餡がおいしい! 小ぶりでパクパク食べられるのもいい。
●information
嵐山おぶう
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町37-17
「嵐山おぶう」の目の前には、嵐山のシンボルとも言える渡月橋がある。雄大な自然はまさに絶景! ベンチも設置してあるので、ここで食べ歩きメニューを食べるのもいいだろう。
京都名物「ゆば」を使った食べ歩きグルメも
渡月橋から少し東に行ったところにあるのが、「良彌 嵐山本店」。四季折々の嵯峨料理が食べられるほか、店頭で販売している食べ歩きメニューが人気を集めている。
中でも一番人気なのが「ゆばチーズ」(300円)。チーズ入りの魚のすり身をゆばを巻いてから油で揚げたものだ。中身がふわふわ、外側はパリパリで、普通の練り物とは一味違う食感が楽しい。
お店の方に聞くと、魚のすり身を「蒸してから揚げる」という工程が「中がふわふわ、外はパリパリ」の食感を出しているのだそう。良彌では、「ゆば明太」(300円)や「どらサァヤ」(5個入り/700円)も人気上昇中とのこと。
●information
京都嵯峨料理 良彌
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町31
このもちもち感! 絶対食べたいわらびもち
続いて、有名な「竹林の道」に向かう。竹林の道は、野宮神社から大河内山荘庭園まで続く100mほどの小道。生い茂る青々とした竹を見ていると、日々の疲れやストレスがすーっと消えていくよう。すがすがしい~!
竹林の近くには、ヘルシーな豆乳スイーツなどを販売する「京豆庵」がある。お店の名物はこだわりの国産大豆で作った「豆腐ソフトクリーム」だ。今回は「絹ごし豆腐&黒ごまきなこ豆腐」(350円)を注文。クリームがもっちりと濃厚で、なんと逆さまにしても落ちない! 甘さ控えめで、お豆腐の風味がしっかり残っている。
●information
京豆庵 嵯峨嵐山店
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺立石町2-1
最後に訪れたのが、こちらも竹林の近くにある「京 嵯峨野 竹路庵」。季節の和菓子などが購入できるお店だ。「特別仕立てのわらび餅」(1,080円)や「日持ちわらび餅」(648円~)がお土産として人気だが、小さいカップに入った食べ歩き用の「生わらび餅」(300円)も販売している。ほどよいもちもち感と口どけ、上品な甘さがすーっと染み渡る、京都らしい一品だ。
●information
京 嵯峨野 竹路庵 嵐山本店
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町45-4
見どころいっぱいの嵐山。ワンコインで楽しめるグルメもいろいろあるので、おいしいものを少しずつつまみながら巡ってみよう。きっと心にも身体にも、幸せが満ちてくるだろう。
※価格は税込