光岡自動車は17日、寝台車としての利便性を保ちながら、霊柩車としても使用できる新型寝台霊柩車「フュージョン」を23日に発売すると発表した。あわせて米国のクオリティコーチワークスと正規取扱店契約を交わし、日本国内で輸入霊柩車「リンカーン MKT センターストレッチリムジン」を同日に発売することも発表している。
寝台霊柩車「フュージョン」は、寝台車としての利便性と、霊柩車としての機能を兼ね備えた特徴を持ち、搬送業務と霊柩業務の二役を1台で担える多機能車。トヨタのミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」「エスティマ」をベース車に、クォーターピラーには「KIZASHI(キザシ)」と名づけられた、世界初となるLEDランドボーを装備して近未来的な意匠を施している。棺室内は、キルティングステッチのレザー装飾をはじめ、LED 照明や化粧パネル、高級ステンレス棺台などを品よく装飾し、高級感あふれるデザインとした。
輸入霊柩車「リンカーン MKT センターストレッチリムジン」は、米国カリフォルニア州オンタリオにある世界有数の特装車両専門メーカー、クオリティコーチワークス製。日本国内では希少な「リンカーン MKT」をベース車として、 ホイールベースを延長した7mを超えるセンターストレッチタイプの霊柩車となっている。国産車にはない大胆なデザインと圧巻のスケールで、格別な存在感を醸し出すという。
価格は「アルファード フュージョン」「ヴェルファイア フュージョン」が466万5,600円から。「リンカーン MKT センターストレッチリムジン」は1,485万円(どちらも税込)。なお、新型寝台霊柩車「フュージョン」と輸入霊柩車「リンカーン MKT センターストレッチリムジン」は、8月23~25日の期間に東京ビッグサイトで開催される「エンディング産業展2017(ENDEX)」の光岡自動車ブースにて初披露される予定だ。