東急電鉄は東急東横線が8月28日で開通90周年を迎えることを記念し、8月27日から1年間にわたって「東横線開通90周年記念イベント」を展開する。東横線の昔の情景を懐かしんでもらうため、緑の塗装と丸みを帯びた外観で「青ガエル」の愛称で親しまれた旧5000系の塗装を5050系(8両編成)に再現する企画などが実施される。

東急東横線などで活躍する5050系(8両編成)において、旧5000系の「青ガエル」塗装を再現

「青ガエル」塗装を再現した5050系のラッピング電車は9月4日から運行開始し、2018年8月31日まで約1年間運行される予定。運行時間などは未定とのこと。その他にも、「花」をテーマに欅坂46や「いけばな草月流」とコラボレーションした記念企画などが予定されている。

9月下旬頃には、オリジナルデザインの東急ワンデーオープンチケットによる記念乗車券を発売。ワンデーオープンチケットは21種類のデザインがあり、1枚につき「いけばな草月流」の協力で選んだ花1種類と欅坂46のメンバー1人が印刷される。販売の際はこのうち3枚と東横線の旧型車両電車をモチーフにした記念ポストカード1枚を1セットとし、7種類購入するとすべてのデザインがそろうようになっている。価格は1セット2,000円。

東横線90周年記念ロゴと記念乗車券のイメージ

これに先立ち、8月27日から記念乗車券と同様のデザインのポスターを東横線各駅に1種類ずつ掲出する(掲出期間は11月30日まで)。初日には記念ポスターに描かれた各駅の花を90周年にちなんで90本ずつプレゼントする企画も実施する。配布時間は駅ごとに異なる。期間中はその他、地元の祭りに合わせたいけばなワークショップの開催、駅構内への大型いけばなの展示、沿線在住の90歳の住民による「書」のイベント、各種小冊子の発行なども計画しているという。