お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、20日(深夜1:10~)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『EXD44』で、アメリカ進出を宣言する。

ウーマンラッシュアワーの村本大輔=テレビ朝日提供

今回放送されるのは「村本vs人力舎スクール生 芸人論を勝手に講演会」。プロダクション人力舎のスクール生と1年目芸人54人を相手に、「今の芸人はカッコ悪い」「テレビの家畜」など痛烈な芸人批判を展開するが、講演を聞いている後輩芸人たちからは、村本に対する容赦ない反論が続々と浴びせられる。

そんな中、芸人人生における大きな決断を告白。それが「アメリカ進出」で、英語でネタをやるために「いま英語を勉強している」「留学に行く」と、その本気度を語る。

収録を終えた村本は、このアメリカ進出宣言について、「僕、原発の街の出身なんですよ。それで、ある番組で原発のネタをやりたいと言ったんですけど、番組側から『賛成、反対というのは絶対に言わないでくれ』と要請されて…。それをアメリカ人の友達に話したら、『え!? アメリカのコメディアンはみんな、当たり前のように自分の主張をするよ』と驚かれたんです。だったら『日本のテレビはやりにくい』なんて文句だけ言ってやり過ごすんじゃなく、それをOKとする場所へ行って、自分のネタで主義主張を唱えてみたいと思ったんですよ」と真意を明かす。

その思いについて、周囲の芸人からは「お前、綾部か!?」と言われたそうだが、「自分が行く勇気のない場所に対して、めっちゃ言い訳を作るんですよ。それが芸人なんです! だいたい文化の違いとか、食の違いとか言いますけど、とんこつラーメンみたいに文化を超えて流行るものは流行るんですよ。でも、芸人は貧乏になることや体裁を保てなくなることを恐れて、そこに挑戦しないんです」と持論を展開。

今回の放送後、賛否両論が巻き起こると覚悟しながら、「『Time is money』という言葉があるじゃないですか。僕の発言に対して議論を巻き起こした時点で、その人たちは僕のために時間=金を使ってるわけです! もしかしたら明日死ぬかもしれない…そういう限りある時間を僕のために使ってくれた時点で、僕の勝ちやなと思います」と話した。