米HPとNVIDIAは、Autodesk、Fusion、Launch Forth、Technicolor、Unreal Engine、VIVEと共同で、VRを利用して火星への人類移住シミュレーションを行う国際プロジェクト「HP Mars Home Planet」を開始した。火星に家庭やコミュニティが実現するかもしれない未来を見据え、火星に移住した100万人が気候や大気に適応しつつ、建物、車、農場、衣服など、暮らしをどうやって維持していくのかVRを利用して実験する。
HP Mars Home Planetは、1年間かけて実施される3部構成のプロジェクト。第1部の「Home Planet’s Mars Urbanization Challenge」は、火星の特定の場所における移動手段やインフラを構想する。第2部以降では、ソフトウェア「Autodesk」で火星の建物や都市、車などのインフラを3Dモデルで制作。100万人規模の火星生活のシミュレーションを、米FusionとNASAが開発したVRサービス「Mars 2030」内のMars Valley地帯に構築し、最終的には、インターネットを通じて人々が火星での生活をVRで体験できるようになるという。
HPは現在プロジェクトへの参加者を募集しており、参加方法などは英語版の公式HPを参照。年齢や職業による制限は設けていない。