パーソルプロセス&テクノロジーとワークスイッチコンサルティングは8月16日、テレワーク・デイに関するアンケート結果を発表した。
この調査は、2020年東京オリンピックの開会時に混雑が予想される豊洲地区に本社を構える同社が、社員130名(有効回答は106名)を対象に「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務」を実施・アンケートを取得したもの。
テレワークで通勤ストレス軽減
まず、豊洲オフィス勤務と比べて通勤ストレスは軽減したか聞いたところ、参加者の76%が「通勤ストレスが軽減した」(とても軽減できたが52%、まあまあ軽減できたが24%)と回答した。続いて、テレワークの魅力について聞いたところ、「通勤時間が削減できる」(38%)や「通勤ラッシュや混雑が回避できる」(25%)といった回答が上位となった。
さらに、交通機関の混雑を緩和するテレワークは、2020年の東京オリンピック成功に貢献する手段だと思うか聞いた。結果は、84%が「思う」(とても思うが57%、まあまあ思うが27%)と回答した。
テレワークの働きやすさと課題
このほか、同調査では回答者の73%が「豊洲オフィス勤務と比べて、テレワークは働きやすさを感じた」と回答。また、62%が同社のブランドスローガンである「はたらいて、笑おう。」に近づけたと実感しているという。
一方、「テレワークで大変だと感じたこと」を聞くと、管理職、一般社員ともに「社員同士の連携が取りづらい」(管理職が27%、一般社員が19%)と回答した。
空いた時間で家事・趣味・育児が充実
このほか同調査では、テレワーク・デイ当日の勤務時間外の過ごし方についても聞いている。結果は次の通り。既婚社員は、「家事」(39%)や「家族や恋人と過ごす」(34%)、「趣味(ジムなど)」(8%)が上位に。独身社員は、「家事」(25%)、「趣味(ジムなど)」(22%)、「外食」(14%)が上位に並んだ。
また、子育て社員に対し、テレワークをすることで子供との時間を有意義に過ごすことができるか聞いた。結果は、75%が「有意義に過ごすことができた」と回答。理由として、「子供と長く過ごせたから」(27%)や「保育園や学校のお迎えに、いつもより早く行けた」(18%)といった声が多く見受けられ、子育て社員のワークライフバランス向上にもつながることが分かった。