お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が初めて編集長を務めた雑誌『又吉直樹マガジン 椅子』が刊行されることが16日、明らかになった。9月9日・10日に開催される又吉のライブイベント「さよなら、絶景雑技団」の会場にて限定で発売される。

『又吉直樹マガジン 椅子』表紙

同誌では、椅子が好きという又吉が自ら編集長の役割を担い、様々な角度から椅子を切り取る企画を立案・ディレクション。全64ページにわたって、椅子と又吉、そして又吉が「好きな方々にお願いしたら快く引き受けてくださった」という個性的なゲストによる不思議な世界観が繰り広げられる。

相方の綾部祐二をはじめ、吉岡里帆、柄本明、壇蜜が街中で椅子と絡むグラビアや又吉との座談、又吉が特別に書き下ろした原稿用紙20枚の椅子にまつわる想い出をつづったエッセイ「椅子をめぐる自叙伝」など。また、又吉が考案した理想の椅子を制作するルポなども収められる。

又吉は「日常的に使う『椅子』というものが、なぜか子どもの頃から気になる存在でした。そして最近、雑誌を作ってみたいと思い立ち、結果、生まれたのがこの雑誌です」と説明。「僕はライブも雑誌も好きです。そういうものが同じ場所で交わるというのが面白い。ライブのグッズという位置付けではなく、独立した一つの雑誌として作ったつもりです」と思いを語っている。

同誌は、又吉主催のライブイベントの開催会場で発売予定。そのほか、又吉の芸人としての活動と本の世界が交わる場所で順次、限定販売していく予定とのこと(時期や場所は検討中)。『さよなら、絶景雑技団』は、一足早く手に入れることのできる機会となる。