日本通信はソフトバンク網を利用したMVNO回線として、プリペイド式のSIMカード「b-mobile S Prepaid」の販売を7月に開始した。iPad専用のデータSIMだが、ソフトバンクのSIMロック解除をしなくても、面倒な手続きなしに手軽に購入・使用できるのが大きなメリットだ。今回SIMの貸し出しを受けることができたので、使い勝手などを紹介しよう。
容量は2種類、追加チャージも可能
「b-mobile S Prepaid」は、ソフトバンク回線を利用したMVNOのデータ専用SIMカードだ。先行してiPhone用が販売されていたが、今回iPad専用カードが追加された。余談だが音声通話に対応したソフトバンク版iPhone用SIMカードは8月16日に販売開始される予定で、こちらもSIMロック解除が不要のシロモノとなっている。
今回試した「b-mobile S Prepaid」のデータ容量は、1GBと7GBの2種類あり、それぞれ利用可能な日数が15日、25日と設定されている。SIMカードをアクティベートして容量を使い切るか、設定された日数が経過すると使用できなくなる。
使用できなくなってから2日以内にチャージすれば、使用していたSIMをそのまま流用して追加で1GB/15日・7GB/25日利用できるが、2日以上経過するとSIMカード自体が無効になる。チャージする場合はクレジットカードが必要になるが、チャージ料金自体はSIM本体よりも割安な設定になっている。通常、MVNOとの契約は事務手数料として3,000円程度必要されるが、b-mobile S Prepaidではこれは必要ない。
■b-mobile S Prepaidの価格と容量(2017年8月15日現在) | ||
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価格 | 980円 | 2,980円 |
パケット容量 | 1GB | 7GB |
アクティベーション | 15日 | 25日 |
チャージ金額(税込) | 630円 | 2,880円 |
チャージにすると1GBのほうが1カ月単位で管理しやすいようにも見えるが、データ単価では7GBのほうが圧倒的にお得。
■iPadと対応するSIMサイズ | ||||||||||||||
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機種名 | iPad | iPad 2 | iPad 第3世代 | iPad 第4世代 | iPad Air | iPad Air 2 | iPad(第5世代) | iPad mini | iPad mini 2 | iPad mini 3 | iPad mini 4 | iPad Pro(9.7) | iPad Pro(10.5) | iPad Pro(12.1) |
SIMサイズ | Micro | Micro | Micro | Micro | nano | nano | nano | nano | nano | nano | nano | nano | nano | nano |
コネクタ形状 | Dock | Dock | Dock | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning | Lightning |
ちなみにネット上の資料によっては第4世代iPadが「nano SIM」となっている場合があったが、実際にはMicro SIMなので注意したい。