俳優の伊勢谷友介が、10月にスタートする小泉今日子主演、宮藤官九郎脚本のTBS系火曜ドラマ『監獄のお姫さま』(毎週火曜22:00~)で民放連続ドラマ初出演を果たすことが14日、わかった。小泉や満島ひかり、坂井真紀、夏帆、森下愛子、菅野美穂らの復讐のターゲットになるイケメン社長・板橋吾郎役を演じる。
伊勢谷は、民放連ドラ初出演を決めたことについて「今までは、おそらく一人の時間が欲しかったんでしょうね。それがもう皆様と一緒に過ごしたくなったんでしょうか」と説明。「なかなか新しい刺激ってないものですが、今まで民放で連続ドラマをやらせていただいたことがなかったので、逆に今までにない不安を感じている、そんなことを感じられるのも今回連ドラをやらせていただくからこそだと思ってます」と打ち明ける。
また、宮藤の脚本について「設定も含め役者として前もって自分がやってきたことをしっかり自分の体に刻み込みながらやらなければならないと感じております。自分が先んじて入り込まないといけないことがあると思うのでドキドキしています」と心境を告白。さらに、「今回の役どころは言うなれば“世の中で最悪の人”を演じさせていただきます。民放初の連続ドラマですのでちょっとはいい人の役でもよかったかなと思いつつも、現在41歳で悪者顔しているのでおそらくハマるのではないかと思います(笑)」と意気込んでいる。
脚本の宮藤は、伊勢谷の起用理由を「異物感」とし、「イケメン社長・板橋吾郎は、ギラギラした出世欲と野心の塊、言わば“美し過ぎる悪”。これまで自分のドラマには出て来ないキャラクターです。だったら、一度も仕事したことない人が良いだろうと考え、伊勢谷さんにオファーしました」と説明。「そしたら、俺のドラマどころか、民放連続ドラマ自体が初めてだという。童貞好きの自分としては願ってもない情報です。俄然、楽しみになってきました」と期待に胸を膨らませている。
このドラマは、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇。伊勢谷のほか、観察力に優れた優秀な検事・長谷川信彦役に塚本高史、女子刑務所所長・護摩はじめ役に池田成志、小泉が演じる馬場カヨや坂井が扮する大門洋子と同じ雑居房の受刑者・小島悠里役に猫背椿が決定した。
(C)TBS