アーモンドミルク研究会はこのほど、「カラダと肌の不調」に関する調査結果を明らかにした。同調査は7月22日~23日、首都圏に住む20代~50代の女性300人を対象にインターネットで実施したもの。
肌の不調について気にしていることがあるか尋ねたところ、91.0%が肌の不調を感じていると回答した。具体的な不調の内容を聞くと、最も多い回答は「毛穴が気になる」(70.0%)で、次いで「シミ」(65.9%)、「ハリ・弾力がない」(57.1%)が続いた。
夏場のエアコン(クーラー)などで、身体が冷えて困ることがあるか聞くと、66.0%が「ある」と答えた。そのほか、59.7%が「血の巡り(血行)が悪いと感じることがある」と回答している。
身体を温めたいときに選ぶ食品は何か尋ねたところ、最多回答は「生姜(しょうが)」(75.7%)だった。2位は「ココア」(38.3%)、3位は「唐辛子」(30.7%)となっている。同研究会によると、ビタミンEは血流促進効果が期待されている栄養素であるという。身体を温めたい際、そのビタミンEを多く含む「アーモンド」を選ぶと回答した人は6.0%、「アーモンドミルク」は4.0%だった。
冷え対策としても期待できるビタミンEの効能について、正しい効能を選べるか理解度を調査したところ、「正しく理解できている」人は29.0%だった。71.0%はビタミンEの効能を正しく理解していないことがわかった。
アーモンドミルクを飲んだことがあるか聞くと、66.3%が「飲んだことがない」と答えた。アーモンドミルクにビタミンEが豊富に含まれていることを知っているかという問いに対しては、60.0%が「知らない」と回答している。
慶應義塾大学医学部教授の井上浩義先生によると、アーモンドミルクに含まれるビタミンEには強力な「抗酸化作用」があり、酸化ストレスから体を守る効果があるという。血行促進作用など、若々しさを保つためのさまざまな作用が期待されており、美と健康に欠かせないアンチエイジングビタミンであるとのこと。
ウォブクリニック中目黒総院長で皮膚科医の高瀬聡子先生は、「冷えからくる肌トラブルから身を守るためには、体を中から温め血行を改善することが大切です」と話した。血行促進作用が期待できるビタミンEや発酵食品、身体を温める食材を摂取することで、腸からも身体を温められるという。
※高瀬聡子先生の「高瀬」の高は、正式にははしご高