東京商工リサーチはこのほど、2017年の「企業のメインバンク」調査の結果を発表した。調査対象は全国の企業150万2,573社。東京商工リサーチの企業データベースから2013年~2017年の3月末のメインバンクを集計、分析した。

信用金庫1位は「京都中央信金」

金融グループ(合併、統合予定を含む)とグループに属さない単独銀行を含む取引社数の1位は「三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行)」で12万4,331社(シェア8.2%)だった。

以下、「三井住友フィナンシャルグループ(三井住友銀行、SMBC信託銀行)」が9万4,660社(同6.3%)、「りそなホールディングス(りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行、関西アーバン銀行、みなと銀行)」が7万8,614社(同5.2%)、「みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行、みずほ信託銀行)」が7万7,456社(同5.2%)と続き、大手金融グループが上位を占めた。

2017年 金融グループ、銀行のメインバンク取引社数ランキング(出典:東京商工リサーチWebサイト)

個別行でも、「三菱東京UFJ銀行」が12万3,763社(シェア8.2%)で首位。次いで「三井住友銀行」が9万4,644社(同6.3%)、「みずほ銀行」が7万7,306社(同5.1%)と、メガバンクがトップ3を独占した。

信用金庫は、1位「京都中央信用金庫」が7,910社(同0.5%)、2位「多摩信用金庫」が6,319社(同0.4%)、3位「大阪シティ信用金庫」が6,318社(同0.4%)と続いた。

信用組合は、1位「茨城県信用組合」が2,960社(同0.2%)、「新潟縣信用組合」が1,292社(同0.1%)、「山梨県民信用組合」が1,277社(同0.1%)となった。

都道府県別シェアをみると、県内シェア1位は島根県の「山陰合同銀行」で65.7%。県内シェア50%以上の地方銀行は18行、県内シェア2番手に入った信用金庫も8信金を数えた。一方、大手行は首都圏、愛知県、三重県以外はランク外だった。