エミレーツ航空(本社: アラブ首長国連邦・ドバイ)は現地時間の8月1日、機内ラウンジを改修したエアバスA380をドバイ=クアラルンプール線に導入したことを発表した。
機内ラウンジは2008年8月1日に初めてA380で導入されたサービスで、ビジネスクラスとファーストクラスの乗客が利用できる。プライベートヨットをイメージして改修され、より親密で社交的な空間を目指した。ラウンジは一度に26人まで利用でき、世界各国から一流のワインを取りそろえている。提供される6種類のワインは路線によって異なるが、シャンパンのモエ・エ・シャンドンとヴーヴ・クリコはどの路線でも提供している。
また、エミレーツでは6,000人以上の乗務員がミクソロジストの訓練を受けており、ブラッディ・メアリーなどのカクテルのほか、ノンアルコールのアップルサイダーなど、多様なカクテルを振舞う。そのほかラウンジでは、ヘネシー XO コニャックやシーバスリーガル18年スコッチウィスキーなどのドリンクのほか、スモークサーモンベーグルなどの軽食も取りそろえている。
ラウンジの側には55インチのスクリーンが設置されており、最新のフライト情報や最新ニュース、スポーツのライブ映像などを提供。さらにこのほど、エミレーツスカイワーズの会員向けサービスとして、機内ラウンジを利用する会員を対象に無料でのWi-Fiサービスを開始した。
エミレーツは現在、6大陸48都市に96機と世界で最も多くのA380を運航しており、2008年の導入以来、8,000万人の乗客を運んでいる。さらに、A380を46機発注済みとなっている。