ーー妊娠線はなぜできるのでしょうか?
木内さん
外的要因と内的要因があります。外的要因としては、物理的にお腹が大きくなることで、皮膚の伸びが耐えきれず、表皮の下にある真皮が断裂してしまうため。真皮が破けた状態が、肌の表面から透けて見えているのが妊娠線です。内的要因としては、皮膚の弾力を保つタンパク質があるのですが、このタンパク質をつくる働きを弱めるホルモンが妊娠中は出ています。お腹が大きくなって物理的に皮膚の表面積が広がるだけでなく、ホルモンバランスの変化で皮膚が伸びにくい状態になっているので、ますます真皮が裂けやすいと言えます。
ーー妊娠線を防ぐには、どんなケアをすれば良いのですか?
木内さん
100%防げる方法は残念ながらありませんが、体重管理と保湿が重要だと言われています。しっとり潤って健康な肌は柔らかく、伸びが良いので妊娠線ができにくいと言われています。皮膚の弾力に関わるホルモンは、妊娠中はずっと出続けているので、妊娠初期から続けて保湿ケアすることが大切です。保湿は続けていると、どんどん潤って肌が良い状態になっていきます。妊娠初期どころか、欲を言えば妊娠前からケアして欲しいくらいです!