朝日新聞出版は7月31日、週刊朝日ムック『家族で読む予防と備え すべてがわかる認知症2017』(980円・税込)を刊行した。

『家族で読む予防と備え すべてがわかる認知症2017』(980円・税込)

認知症予防の情報はさまざまあるが、同書では最新研究でエビデンス(科学的根拠)があるものや、実際に効果があった予防法を紹介している。睡眠や食事、ウォーキングなど、日常生活に取り入れやすく、すぐに実行できるものを選び、認知症になるリスクを下げる方法を掲載している。

また、認知症の予備軍とされる軽度認知障害(MCI)から、正常に戻った人が行った習慣についても紹介。MCIは現在、日本に約400万人いると推計されており、このうち半数が4~5年で認知症になると言われているという。同書では、運動・料理・音楽・絵画・睡眠・歯磨き・脳トレといった自身の生活に取り入れやすい7つの習慣を掲載した。

備え編では、認知症の当事者6人に聞いた「準備しておくとよいこと」を掲載。元気なうちから進行後までの進行度別「やることリスト」も紹介している。もし認知症とわかったら、「好きなものを記録する」「周囲に伝える」「予定と役割をつくる」といった家族はもちろん、本人が行うべきことが一目でわかるようになっているとのこと。

その他、認知症専門医がいる病院全国リスト、認知症のチェックリスト、本人も家族も気持ちが楽になる介護方法のQ&A、認知症の祖母と母をW介護した経験者が教える介護便利グッズ、認知症の基礎知識なども収録した。