「2017ミス・アース・ジャパン」日本代表選考会が30日、東京・霞ヶ関のイイノホールで行われ、栃木県出身で福岡県代表の斎藤恭代(さいとう やすよ・21歳)さんがグランプリに選ばれた。

「2017ミス・アース・ジャパン」日本代表選考会でグランプリに選ばれた斎藤恭代さん

11月4日にフィリピンで開催される世界大会への出場権を巡って、日本代表を選出するこの日の選考会に、ファイナリスト14人が登壇。1stセッションの水着審査に挑んで10人が選ばれ、その10人が2ndセレクションのカジュアルエア審査に進出。そこで5人が選ばれ、最終審査となったドレス審査と質疑応答に臨み、グランプリの「2017ミス・アース・ジャパン」に栃木県出身で福岡県代表の斎藤恭代さんが選ばれた。

名前を呼ばれて思わず涙ぐんだ斎藤さんは「人生で1番うれしいです。本当にうれしくて、今まで支えてくださった方々やファイナリストの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝しながら、「本当に自信がなくて、昨日も全然眠れなくてすごく緊張してました」と告白。応募のきかっけは「私は自然が大好きで、自然をアピールするイベントでミス・アースを知って応募しました」といい、「これからは私がする行動は個人の責任ではなく、代表としての責任も出てきますので、きちんと行動しながら自覚を持って生活していきたいです。ミス・アースになったからには、皆さんの思いを背負っていこうと思っています」と11月4日の世界大会に向けて意気込みを語った。

斎藤さんは体操の特待生として出身地の栃木を離れて福岡県の高校に進学。高校3年生の時から福岡のご当地アイドルグループ"いちご姫ユニット"に所属し、現在は同グループのリーダーとして活動している。「メンバーから『リーダー頑張ってください!』と応援をいただきました。だからメンバーも喜んでくれると思います」と笑顔を見せるも、ミス・アース・ジャパンになったことで卒業するのかと問われた際は「それは福岡に帰ってから社長さんと相談して決めます」と即答を避ける場面も。そんな彼女の憧れている芸能人は「長谷川潤さんです。彼女のパワフルな笑顔に社会貢献されているところが魅力を感じます」と回答し、「将来的にはモデルと女優になることを目標にしています」と目を輝かせていた。

ミス・アースは、2001年から開催されている世界4大ミスコンテストの1つ。それぞれの国の代表が地球環境問題を訴える活動を行い、保護活動に対する意識の向上を促すことを目的とする。11月4日にフィリピンで開催される世界大会には、80カ国以上の国の代表が集結。日本からはこの日選ばれた斎藤恭代さんが出場する。

なお、最終選考には北海道代表の岡田莉奈さん、栃木県代表の小林愛里彩さん、群馬県代表の成田美織さん、埼玉県代表の道京莉羅さん、東京都出身の塚本敦未さん、神奈川県代表の平沼理沙子さん、新潟県代表の大塚椎菜さん、岐阜県代表の長田理恵さん、愛知県代表の早川佳朱美さん、京都府代表の渕上理紗さん、大阪府代表の松本咲さん、広島県代表の渡邊ややさん、福岡県代表の斎藤恭代さん、沖縄県代表の安慶名愛さんの14人が出場。斎藤さんが日本代表の座を獲得したほか、2位のミス・エアー・ジャパンには塚本敦未さん、3位のミス・ウォーター・ジャパンには早川佳朱美さん、4位のミス・ファイアー・ジャパンには成田美織さんがそれぞれ選ばれた。