日本政策金融公庫は7月26日、2017年7月の中小企業景況調査の結果を発表した。それによると、中小企業の売上げDI(「増加」-「減少」)は前月比1.2ポイント低下のプラス1.8となった。前月比が低下するのは3カ月ぶりだが、5カ月連続でプラスが続いている。
売上げ見通しDIは8カ月連続プラス
今後3カ月(7~9月)の売上げ見通しDI(「増加」-「減少」)は、同1.4ポイント上昇のプラス9.3。上昇は2カ月連続、プラスは8カ月連続となる。
利益額DI(「増加」-「減少」)は、同1.1ポイント上昇のプラス10.7。黒字企業から赤字企業を引いた割合は、同2.3ポイント上昇の40.7%となった。
販売価格DI(「上昇」-「低下」)は、同1.8ポイント上昇のプラス1.8。仕入価格DI(「上昇」-「低下」)は、同0.7ポイント低下のプラス15.2。従業員判断DI(「不足」-「過剰」)は、同0.2ポイント上昇のプラス23.1。生産設備判断DI(「不足」-「過剰」)は、同2.6ポイント低下のプラス1.2となった。
資金繰りDI(「余裕」-「窮屈」)は、同0.9ポイント上昇のプラス9.5。貸出態度DI(「緩和」-「厳しい」)は、同0.8ポイント上昇のプラス49.5となった。
調査時点は2017年7月中旬。調査対象は3大都市圏の同公庫取引先900社(首都圏451社、中京圏143社、近畿圏306社)で、有効回答企業数は605社。