Googleは7月26日、家族や友人に自分の現在地を共有できる個人の安否確認用アプリ「あんしん連絡先」のiOS版をリリースしたと発表した。

2016年12月にリリースしたAndroid用アプリ「あんしん連絡先」のiOS版。アプリをインストールすると、友人や家族をあんしん連絡先として登録できる。登録された相手はスマホの操作状況からユーザーの安否を確認できる。ユーザーの身に危険が迫ったときや緊急事態に遭遇したときは、ユーザーから現在地を登録相手に発信することも可能だ。

ユーザーと現在地を共有できる

あんしん連絡先として登録された相手は、ユーザーに現在地のリクエストを送信でき、ユーザーが許可すれば現在地を共有できる。リクエストは自由に拒否することができるが、一定時間内に返信できない場合は現在地が自動的に相手に共有される。また同機能は、ネットがオフイラインの時やスマホの電池が切れているときもはたらく。場所の共有の停止や、あんしん連絡先に登録する相手はいつでも変更することが可能だ。

リクエストを送信する相手を選択

リクエストを送信する

また、iOS版のリリースに合わせてAndroid版のアップデートも発表された。ユーザーに現在地のリクエストを送信し返信がない場合、自動的に現在地が共有されるまでの時間が5分に標準設定されていたが、即時から最長1時間まで選べるようになった。またあんしん連絡先への登録は、メールアドレスのほか、電話番号でも可能となる。