ベネッセコーポレーションは7月24日、同社が運営する通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」にて実施した、「夏休みの宿題」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2016年9月6日~23日、全国の小学1年生~6年生の子を持つ保護者720名を対象に、インターネットで行われた。

長い夏休み、宿題に追われるのはなにも子どもだけではない。親もまた、子どもの宿題をサポートすべく奮闘しているのではないだろうか。特に、働く親にとっては、留守中いかに宿題に取り組ませるのか、仕事や家事の合間をぬっていかにサポートするのか、毎年悩むところだろう。同調査では、そんな夏休みの宿題に関する親子の取り組みについて明らかにしている。早速、アンケート結果をみていこう。

「夏休みの宿題内容」

小学生の夏休みの宿題で最も多く挙がったのは、「算数や漢字のドリル」で88.9%。以降、「日記・絵日記」(73.2%)、「読書感想文」(53.5%)、「自由研究(工作)」(49.7%)、「植物等の観察」(44.0%)、「音読」(43.9%)と続いた。

「保護者が子どもに取り組ませにくいと思っている宿題」

次に、保護者に対し、子どもに取り組ませにくいと思っている宿題を聞いたところ、最も取り組ませにくいのは「読書感想文」(63.1%、「非常に取り組ませにくかった」+「やや取り組ませにくかった」)であることがわかった。そのほか、「自由研究(調べ学習・レポート)」(52.7%)や「自由形式の作文」(47.9%)を挙げる人も多かった。

「保護者がどのくらい宿題にかかわっているか」

また、どのくらい宿題にかかわっているかを聞くと、「ドリル」や「音読」を除いたほとんどの宿題で、保護者が助言や制作などのサポートしていることが明らかに。特に、「読書感想文」(28.6%)、「自由研究(調べ学習・レポート)」(24.5%)、「自由研究(工作)」(23.2%)、「自由形式の作文」(22.5%)については、「親がすべてにおいて、助言・一緒に制作した」の割合が2割を超えており、夏休みの宿題が保護者にとっても負担となっていることが伺える結果となった。