光文社は7月19日、「小さな暮らし」を軸にさまざまなプロジェクトを展開するYADOKARIによる、より身近でカジュアルに小屋を活用した11件の豊かな小屋暮らしの国内例と、国内で購入できる小屋の例をまとめた『ニッポンの新しい小屋暮らし』を発売した。
欧米だけでなく、日本でも広まりつつあるという新しいムーブメント「小屋暮らし」。同書では、取材先を国内のみに限定し、身近な誰かがやっている等身大の実例をじっくり紹介する。
同書で紹介する実例は、名古屋市から車で1時間の場所に建てられた仲間でシェアする「"秘密基地"小屋」や、ホームセンターの資材を活用した建築費用約54万円の「"セルフビルド"小屋」、廃材を活用した「ゼロコスト小屋」、自宅の庭につくった「『はなれ』小屋」などの11件。また、自分も小屋が欲しいと思ったときにすぐ検討できるよう、組み立て式の小屋キットなど6種を掲載している。
同書の出版にあたりYADOKARIは、「3.11 震災直後からYADOKARIの活動を始めて約6年が経過する中で、日本でも『小さな暮らしのムーブメント』が大きくなっていると感じています。カウンター・カルチャー的な側面がありながらも、小屋に馴染みのある日本人は身の丈にあった住まいを各々が楽しみながら豊かな暮らしを育んでいる姿が印象的です」とコメントしている。
『ニッポンの新しい小屋暮らし』の定価は、税別1,000円。判型は四六判変形で、ページ数は144ページとなる。