エプソンは7月19日、GPSランニングウオッチ「WristableGPS(リスタブルGPS)」の新モデル5機種12製品を発表した。8月3日より順次販売を開始する。ラインナップは、盤面にサファイアガラスを採用した最上位モデル「U-350BS」、本格アスリート向けの上位モデル「J-350B/F」と「J-300B/T/W」、ステップアップ層向けの「J-50B/K/T」、エントリー層向けの「Q-10B/G/P」だ。

「U-350BS」メーカー希望小売価格50,000円、10月上旬発売。カラーはブラックサファイア1色のみ。

「J-350B/F」予想市場価格3万円台後半、10月上旬発売。左がフロスティグレー、右がブラック。

「J-300B/T/W」予想市場価格3万円台半ば、9月上旬発売。左がホワイト、中央がターコイズブルー、右がブラック。

「J-50B/K/T」予想市場価格2万円台半ば、9月中旬発売。左がターコイズブルー、中央がカーキ、右がブラック。

「Q-10B/G/P」メーカー希望小売価格13,000円、8月3日発売。左がピンク、中央がグリーン、右がブラック。

U-350BS

J-350B

J-350F

J-300B

J-300T

J-300W

J-50B

J-50K

J-50T

Q-10B

Q-10G

Q-10P

ニューモデル最大の売りは、電子ペーパー表示技術(EPD方式)を採用した新型ディスプレイ「EasyView Display」。このディスプレイは高解像度、広視野角、高コントラストが特徴で、直射日光下や偏光サングラス越しでも画面を確認できる。また、夜間のランニング時にライト代わりになる「ライト常時点灯」機能や、手首を返すだけで画面が点灯する「リストターン」機能などが実装された。このEasyView Displayは、「U-350BS」、「J-350B/F」、「J-300B/T/W」に搭載されている。

EasyView Displayは直射日光下で斜めから見ても視認性が確保される。過酷なアクティビティ時でも素速く計測データを確認できるわけだ

「U-350BS」、「J-350B/F」、「J-300B/T/W」の3機種は、GPS計測、脈計測に対応。トレーニング種目はラン、ウォーク、バイク、トレッドミル、インドアラン、インドアバイク、トライアスロン、プールスイム、オープンスイムをサポートと機能的には変わらないが、「U-350BS」「J-350B/F」は最大約60日間動作するところ、「J-300B/T/W」は最大約30日間動作と連続動作時間が大きく異なっている。また防水性能も「U-350BS」、「J-350B/F」は10気圧(100m)防水、「J-300B/T/W」は5気圧(50m)防水と差別化されている。

エプソンの微細加工技術による新シボ加工でシリコン素材にありがちなべたつき感を解消した「プロシリコンバンド」。「U-350BS」、「J-350B/F」、「J-300B/T/W」に採用されている

「U-350BS」、「J-350B/F」、「J-300B/T/W」、「J-50B/K/T」の4機種はBluetooth経由でスマートフォンと常時接続し、各種計測データを専用アプリケーションで確認できるだけでなく、メールや電話、SNSなどの通知を確認したり、音楽プレーヤーのコントロール機能も搭載されている。エントリー層向けの「Q-10B/G/P」はスマホとの接続機能は用意されていないが、PCと接続しPCアプリ「Epson View Uploader」で計測データをアップロード可能だ。

今回発表された5機種12製品は13,000~50,000円と価格差は大きいが、4ボタン構成から5ボタン構成に変更され、また基本操作体系を統一。まずは安価なモデルで健康管理から始めて、アスリートとしてステップアップした際に上位モデルに買い換えても混乱なく使い続けられるわけだ。