ソリッド・シチュエーション・スリラー『ソウ』シリーズ最新作『ジグソウ:ソウ・レガシー』が、11月10日に日本公開されることがこのほど、明らかになった。
2004年の公開時、世界をかつてない衝撃に陥れた『ソウ』。それ以降、2010年の『ソウ ザ・ファイナル3D』まで毎年ハロウィンに新作が公開されてきたが、この大ヒットシリーズの新章が今秋始動する。
新作では、街であがったいくつかの死体…特徴的なその死に様は、ひとりの人物像を捜査に浮上させた。ジョン・クレイマー。だが、「ジグソウ」の名で知られた凄惨なゲームの支配者である彼は、十数年前にこの世を去っていた。彼を崇拝する何者かが、しかも捜査に関わる人物が彼の後継者となったのか、それとも――。
究極の状況設定=ソリッド・シチュエーション、被害者に仕掛けられる戦慄のゲーム、それらすべてを飲み込む驚愕のクライマックスで常に観客を恐怖と興奮の境地へと連れて行く『ソウ』シリーズのストーリーは、公開まで極秘とされているのが通例で、今回も断片的な情報から読み取れる筋書きは上記のみ。「ジグソウ」という新たなタイトルに込められた意味とは?
今回新たに監督を務めるのは、『デイブレイカー』『プレデスティネーション』などで知られる気鋭の双子兄弟、マイケル・スピエリッグとピーター・スピエリッグ。脚本は、こちらも『ソウ』シリーズ初参加となる、『ピラニア3D』のジョシュ・ストールバーグとピーター・ゴールドフィンガーのコンビが手がける。『ソウ』シリーズを「世界で最も成功したホラー映画シリーズ」としてギネス認定されるまでに導いたプロデューサーのもと、一新されたフレッシュな制作陣が新生『ソウ』を生み出す。
全米では、ハロウィン直前の10月27日に拡大公開が正式に決定した注目作。このたび、初めての場面写真も公開に。監督のスピエリッグ兄弟は「(過去シリーズでジグソウを演じた)トビン・ベルのDNAは作品全体に感じられるはず。ハロウィンの“恐宴”にはぴったりな映画だ。すごくワイルドなトラップがたくさんあって、楽しい“血”もある。もちろん、素晴らしいミステリーと最高のツイストもね。まさに2017年の"ソウ"なんだ」と自信にあふれたコメントを寄せている。
Photo credit: Brooke Palmer