メディプラス研究所はこのほど、「低ストレス女性と高ストレス女性の曜日別行動(基本行動)比較」の結果を明らかにした。同調査は2~3月と4月、全国20~69歳の女性7万人を対象に実施した「ココロの体力測定2017」の結果をもとに分析したもの。

低ストレス女性と高ストレス女性の曜日別行動(基本行動)比較

まず、低ストレス女性204人と高ストレス女性356人のそれぞれに、睡眠時間や入浴などの基本行動を曜日別に調査。その結果、低ストレス女性も高ストレス女性も、ともに5割以上が「湯船に浸かる」ことを心がけていることがわかった。

ストレスレベルで差が出たものは、「睡眠を7時間以上とる」という項目だった。高ストレス女性は、平日で20%以下だったのに対し、低ストレス女性は30%以上となっている。特に週の半ばである水曜日と木曜日の睡眠を意識している人は、高ストレス女性が20%以下だったのに対し、低ストレス女性は半数近くも見られた。

「夕食を家族ととる」も、全体的に10ポイント程度、低ストレス女性の方が実施率が高い結果となった。「仕事」は平日は変わらないものの、週末の高ストレス女性の実施率が低ストレス女性を顕著に上回っている。

続いて、「自分の時間の使い方」を曜日ごとに調査した。低ストレス女性は、週の初めを「ジム」「セルフケアに時間を割く」といった健康的な時間に当て、週の半ばは「趣味」、平日最後の金曜日は「異性とのスキンシップ」「デート」とメリハリのある過ごし方をしていることがわかった。

一方、高ストレス女性で目立ったのは、週を通しての「ストレス発散の食事」の高さだった。特に火~金曜は、低ストレス女性の倍近くのポイント数となっている。

週を通して低ストレス女性の実施率が高かった「入浴」「家族と夕食」も、平日では月曜日が一番高かった。また、水・木曜日の「睡眠」への意識を併せてみると、週初めの「月曜日」と週半ばの「水・木曜日」の過ごし方が、ストレスオフのキーポイントになっていることがわかった。

低ストレス女性と高ストレス女性の曜日別行動(自分の時間)比較