いすゞ自動車は14日、中型自家用・観光用バス「ガーラミオ」を改良し、7月21日に発売すると発表した。今回の改良により、排出ガス後処理装置として新たに尿素SCRを採用し、すべての車型で9月より適用される平成28年排出ガス規制に適合している。
トランスミッションには、6速AMT(自動変速式マニュアルトランスミッション)を全車に採用し、誰もが使いやすいイージードライブを実現した。アクセルペダルの踏込み量と車速に応じて最適なギア段に自動で変速する「オートモード」に加え、セレクトレバーで操作して手動で変速する「マニュアルモード」の選択が可能となっている。エンジンでは、ダウンサイズを図った220馬力5.1リットルの「A05C」新型エンジンを採用し、AMTとあわせて燃費向上を実現している。
ユニバーサルデザインを採用したコンビネーションメーターでは、速度計やエンジン回転計の大径化が行われ、メーター内の文字を拡大することで視認性を向上した。マルチモニターと液晶ディスプレイにより、ドライバーや管理者に各種車両情報・整備情報を的確に伝達する。初採用となる運転席SRSエアバッグや、プリテンショナー付シートベルトを採用し、ドライバーの安全性向上も果たしている。
「ガーラミオ」の価格は、ボディ仕様が「M-I」グレード送迎9列(車型 : 2DG-RR2AJDJ)の場合で1,654万5,600円(税込)。