AMDは7月13日(米国時間)、同社の最新CPU「Ryzen Threadripper」の投入時期と価格を発表した。いずれも8月上旬に出荷を開始し、価格は「Ryzen Threadripper 1920X」が799ドル、「Ryzen Threadripper 1950X」が999ドル。
「Ryzen ThreadRipper」は、AMDがハイエンドデスクトップ向けに投入する最新CPU。Zenアーキテクチャを採用し、最大で16コア/32スレッドを実装する。COMPUTEX TAIPEI 2017では、クアッドチャンネルのDDR4メモリコントローラの搭載や64レーンのPCIe 3.0レーンサポート、X399プラットフォームの採用が明かされていた。
今回、概要や価格が公開されたのは、12コアモデル「Ryzen Threadripper 1920X」と16コアモデル「Ryzen Threadripper 1950X」で、「Ryzen Threadripper 1920X」の動作クロックはベース3.5GHz/ブースト4.0GHz、一方の「Ryzen Threadripper 1950X」はベース3.4GHz/ブースト4.0GHz。どちらも倍率アンロック仕様でオーバークロックに対応する。
同社がYouTubeに公開した動画では、Cinebench R15による、Ryzen Threadripper 1920X/Ryzen Threadripper 1950Xと競合であるIntel Core i9-7900Xとの比較デモを紹介している。これによると、Ryzen Threadripper 1920Xは2400を超えるスコア、Ryzen Threadripper 1950Xは3062となったのに対し、Intel Core i9-7900Xは2100を超えるに留まったという。
前述の通り、価格は価格は「Ryzen Threadripper 1920X」が799ドル、「Ryzen Threadripper 1950X」が999ドル。X399マザーボードと合わせて8月上旬の出荷を予定する。