メディプラス研究所はこのほど、「低ストレス・高ストレス女性の行動」に関する調査結果を発表した。

同調査は働く女性の行動を曜日別に分析したもので、SCR調査を2017年2~3月に、本調査を同年4月に実施。全国20~69歳の女性7万人を対象に行った「ココロの体力測定2017」から、有識女性560名(高ストレス者356名、低ストレス者204名)のデータを用いて行われた。結果は次の通り。

「曜日別行動(基本行動)比較」

低ストレス女性と高ストレス女性の行動を曜日別に比較したところ、ストレスレベル・曜日に関わらず「湯船に浸かる」ことを心がけている人が5割以上と多いことがわかった。

ストレスレベルで差が出たのは「睡眠を7時間以上とる」という行動で、高ストレス女性は平日20%以下だったのに対し、低ストレス女性は30%以上という結果に。特に、週半ばの水曜日(高ストレス女性18.5%、低ストレス女性51.5%)と木曜日(高ストレス女性17.4%、低ストレス女性43.1%)で大きな差が見られた。

また、「夕食を家族ととる」という行動でも、低ストレス女性の方が全体的に10pt程度高い傾向に。「仕事」に関しては、平日では差は見られなかったものの、週末は高ストレス女性の実施率が低ストレス女性を顕著に上回る結果となった。

「曜日別行動(自分の時間)比較」

続いて、自分の時間の使い方についても同様に比較した。その結果、低ストレス女性は、週の初めを「ジム」「お酒を飲まない」「セルフケアに時間を割く」といった健康的な時間にあてており、週の半ばは「趣味」、平日最後の金曜日は「異性とのスキンシップ」「デート」と、全体的にメリハリのある過ごし方をしていることが明らかに。

一方、高ストレス女性の特徴としては、週を通して「ストレス発散の食事をする」人が多く、特に火曜日~金曜日は低ストレス女性の倍近くの割合を示した。

今回の結果を受けて同社は、「日常の基本行動で、週を通して低ストレス女性の実施率が高かった『入浴』『家族と夕食』も、平日では月曜日が一番高かったこと。そして水・木曜日の『睡眠』への意識を併せてみると、ストレスオフの鍵は週初めの"月曜日"と週半ばの"水・木曜日"の過ごし方にある」と分析している。