ウェザーニュースは7月13日、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」において、「ゲリラ雷雨アラーム」の登録と「ゲリラ雷雨防衛隊」の募集を開始した。

ゲリラ雷雨アラームの通知例

ゲリラ雷雨アラームは、ユーザーが今いる場所でゲリラ豪雨の危険性があるときに、現在地に合わせて発生の30分前までにスマホへとPUSH通知を届けるサービスだ。全国3,000カ所に設置しているに観測システムからの気象データと、ゲリラ雷雨防衛隊の隊員による現地からの雲や風などの報告を合わせ、ゲリラ豪雨の発生を予測。いち早く共有・周知する取り組みだ。

現在の予測技術では、ゲリラ豪雨を「今日は昼頃に東京多摩地方で発生する可能性が高い」と大まかに予測することは可能だが、「あと1時間以内に東京都新宿区で発生する」などと、5~10キロ単位で予測するのは難しい。時間と場所を絞り込んだ予測をするには、急発達する雲の様子をリアルタイムかつ詳細に把握する必要がある。隊員の報告は、雷雨の前兆段階から雲を捉えることができるため、ゲリラ豪雨の予想に有効な手立てなのだという。

昨年は、隊員から50万通の雲の報告が寄せられ、ゲリラ雷雨アラームの登録者16.4万人に対し、全国平均で発生の59分までにゲリラ豪雨の危険を通知。登録者へのアンケート調査では、8割を超える人が「ゲリラ雷雨アラームが役立った」とのことだ。

ゲリラ雷雨防衛隊の仕組み