台湾MSIは7月13日、同社のフラグシップグラフィックスカード「LIGHTNING」の新モデルとして、GeForce GTX 1080 Tiを搭載した「GeForce GTX 1080 Ti LIGHTNING X」を発表した。店頭予想価格は税別114,800円。
14+3+1フェーズの電源回路に加えて、オーバークロック耐性の高いチップを選別して採用することで、より"アグレッシブ"なオーバークロック設定を試すことも可能だという。補助電源コネクタは8ピン×3。液体窒素を利用した極冷環境でも十分な電力を供給できるという。
冷却には3連ファンを搭載した「TRI-FROZR」クーラーを採用。分散型ファンブレードと従来型ファンブレードを組み合わせた「トルクスファン」によって、風圧と風量を向上させたほか、8mm径と6mm径のヒートパイプで効率的にGPUの熱を分散させるという。電源回路部とメモリ用にも専用ヒートシンクを備える。また、電源部には基板裏のバックプレートまで延びるヒートパイプを搭載することで、カード全体で最大750Wの放熱性を実現するとしている。
カード上面とバックプレートには、グラデーション表示が可能なRGB LEDを搭載し、イルミネーション機能「Mystic Light」に対応する。
主な仕様は、CUDA数が3,584基、コアクロックが1,544MHz、ブーストクロックが1,657MHz(どちらもゲーミングモード)、メモリが352bit接続のGDDR%X 11GB、メモリスピードは11,124MHz(ゲーミングモード)、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源回路が8ピン×3、出力インタフェースがHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×2、DL-DVI-D×1。本体サイズはW320×D140×H61mm。重量は1,707g。