かんき出版はこのほど、『食べて飲んでおなかからやせる』(1,490円・税込)を全国の書店・オンライン書店等(一部除く)で発売した。
同書の著者は管理栄養士の柏原ゆきよさん。柏原さんはこれまでに、4万人以上の食事サポートの経験を通じて「おなかからやせて健康になる」食べ方メソッドを開発したという。一日3食の献立をごはんとみそ汁中心に変えるという日本人に合ったもので、続けやすく誰でも結果が出ると方法とのこと。
お米はダイエットの敵としてあげられる食材の筆頭であるが、柏原さんの理論はまったくの逆。「摂取したカロリーをしっかり燃やせる体にすることが大切。そのためには三大栄養素のなかで最も燃えやすく、代謝のためのエネルギーとなりやすい炭水化物をきちんと摂ることが重要です」とコメントしている。
柏原さんによると、炭水化物を減らすと体が代謝しにくくなり太りやすい体になってしまうという。炭水化物のなかでも主食としておすすめなのは、「米」であるとのこと。食べても太らないためには脂質を抑えることが大切であるが、パンやパスタなどの小麦は脂質が多めであるからだという。
「脂質がほとんど含まれないごはんは、パスタやラーメン、パンを好む脂質過多の現代人には救世主ともいえる存在です」と柏原さん。摂取するのは白米で良いが、雑穀を混ぜるとさらにカロリーが燃えやすくなり、代謝も上がるという。
同書では、柏原さんのメソッドをもとに「ごはんは一日2合が理想(雑穀ごはんならなおよい)」「ご飯にはできるだけみそ汁をセット」「ご飯とおかずの割合は6:4」「外食時に我慢は不要。リセット食で帳尻を合わせる」「1食20分以上、時間をかけよく噛んで食べる」といった方法を解説している。
また、飲みすぎたときやどうしても間食したいとき、たくさん食べたい旅行のとき、朝食欲がないとき、深夜にラーメンを食べたくなったときなど、シーン別の食べ方の解説も行っている。リバウンドを繰り返してきた人やストイックなダイエットに疲れた人などにもおすすめとしている。