ダイハツ工業は10日、普通乗用車「アルティス」をフルモデルチェンジして発売した。同車はトヨタ自動車からのOEM供給を受け、2012年5月にダイハツ初のハイブリッド乗用車として発売されたモデル。今回のフルモデルチェンジでは、新開発のプラットフォームとパワートレーンを採用するとともに、内外装を刷新している。
新型「アルティス」のエクステリアは、低重心フォルムとワイドなスタンスによるスポーティかつスタイリッシュなデザインへ進化。インテリアも上質感を向上させ、広がりのある空間を実現した。性能と居住性を両立したパッケージも実現し、ドライビングポジションを最適化して視認性を向上。ハイブリッドシステム用のバッテリーをリヤシート下に配置したことで、ラゲージ容量も拡大している。
新開発の2.5Lエンジンを搭載したことで燃費も大幅に向上し、JC08モードで28.4km/リットルを実現。基本性能についても、上質な乗り味を実現すべく、NV性能、操縦安定性、乗り心地を向上させた。安全装備では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用するとともに、「JNCAP 5★」相当の衝突性能を目標に開発したという。「アルティス」は「G」グレードのみの展開で、価格は349万9,200円(税込)。