国土交通省と福岡空港ビルディングは7月6日、現在進めている「福岡空港国内線ターミナル地域再編事業」について工事工程の調整及び精査を行ったところ、2019年3月の完了予定が、10カ月遅れの2020年1月末になる見込みとなることを発表した。
同事業は2017年3月に旅客ターミナルビル工事の進捗状況及びビル工事の遅れに伴う事業への影響を発表。その後、工事を進めつつ、国土交通省九州地方整備局と大阪航空局及び福岡空港ビルディング等の関連する事業者間において、工事工程の調整及び精査を実施した。
主な遅れの理由として、福岡空港国内線旅客ターミナルビル工事について、2ビル接続部における解体工事の騒音対策強化の他、予期せぬ地中障害物が多数発見され、解体・撤去作業等の対応に時間を要する費用があったという。また、新9,10番駐機場工事において、ビル工事の遅れを受けた関連する事業者との詳細な工程調整及び安全対策徹底の結果、工程が延びる見込みとなった。今後も新たな地中障害物の存在等予期せぬ要因で、工程が変更になる可能性があるという。