説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneがバッテリー駆動時間の改善策を教えてくれるってホント?』という質問に答えます。
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自分では気付かないところにムダがある……私たちの日常生活でも起こりがちですね。ディスプレイや通信回路、内蔵センサーなどさまざまなデバイスで構成されるiPhoneも、知らず知らずのうちに電力をムダづかいしているかもしれません。そのムダを減らすことが、バッテリー駆動時間を延ばす基本です。
iOS 10では、バッテリー駆動時間を延ばすためのアドバイスを行う機能が追加されました。現在のシステム設定から電力を減らす余地がある設定項目を見つけ出し、改善案として提示してくれるのです。『設定』→「バッテリー」の順に画面を開き、「バッテリー残量」スイッチの下に「バッテリー駆動時間の改善策」が表示されているかどうか、まずは確認してみましょう。
改善策として提示されることが多い設定項目のひとつに、「ディスプレイの明るさ」を挙げることができます。バッテリー駆動時間の改善策として「明るさを下げる」が表示されていたら、現在の設定ではディスプレイの明るさをいくぶん下げる余地があるということです。「明るさを下げる」をタップすると、「画面表示と明るさ」画面へ遷移するので、そこで明るさを決めるためのスライダーを操作し、元の画面へ戻りましょう。「明るさを下げる」が表示されなくなれば、それが適正値ということです。
ほかにも、「手前に傾けてスリープ解除」や「自動ロック」が改善策として提示されることがあります。前者はiPhoneを傾けてスリープ解除する回数が多いときに、後者はiPhoneの未操作状態が続くときに自動ロックがかかるまでの秒数が長いときに提示されるため、それぞれより厳しい設定に変えましょう。