DCコミックを実写化した映画『ワンダーウーマン』が8月25日に公開される。最強美女戦士ワンダーウーマンが主人公の本作だが、日本の美少女戦士として人気を誇る『美少女戦士セーラームーン』との意外な共通点がアクションシーンにあるという。

ガル・ガドット演じるワンダーウーマン

1992年に少女漫画雑誌『なかよし』で連載がスタートし、アニメやドラマ化、ミュージカルにもなり社会現象を巻き起こした『美少女戦士セーラームーン』は、中学2年生の普通の女の子だった月野うさぎが、ある日不思議な黒猫ルナと出会いセーラー戦士に変身し、街の平和を守るために戦う姿を描いた物語。今年で生誕25周年を迎えるが、今もなお若い世代を中心に絶大な支持を受けている。

そんな『セーラームーン』と本作には、美女戦士たちが協力して敵を倒すチームプレーに共通点があった。本作は、いわゆるアメコミヒーローの戦い方とは一線を画す女性ならではの戦い方が描かれており、例えばワンダーウーマンの故郷である女性だけの島・セミスキラでの戦闘シーンでは、剣と弓などを使いながら華麗なコンビネーション技で敵と勝負。接近戦で誰かが倒されそうになった時には、後ろから矢で応戦したり、崖の上から順番に弓を射って敵を倒すなど、大勢の美女戦士の息が合ったアクションシーンになっている。

それは、セーラームーン以外の4人の美少女戦士が敵を攻撃し、最後にセーラームーンが留めを刺すという戦い方と共通している。両作とも、誰か一人でも欠けたら敵を倒せないチームプレーが描かれているのだ。

本作でメガホンをとったパティ・ジェンキンス監督も「戦術に関しては、今までのヒーローと異なるものを撮影しようと決めていたの」と説明。「彼女たちは今までのヒーローと違い、力ではなく、さまざまなスキルと連携プレーで戦うわ。投げ縄や弓矢、ジャンプを駆使した、今までにないしなやかで美しいアクションになっているのよ」と、力任せに敵を倒していくわけではなく、協力して戦うアクションシーンに自信をのぞかせている。

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